借金はないと偽った申請書を提出し住宅資金1500万円を借りた男性巡査長を懲戒免職処分 資金は借金返済や投資に【高知】

2025/10/30(木) 18:38配信

県警の現職警察官が警察の共済組合に虚偽の申請をして1500万円を借りたうえ、返済を免れるためにさらに虚偽の申請を重ねていたことが分かりました。 県警は、この警察官を10月30日付けで懲戒免職処分としました。 懲戒免職処分となったのは県警本部警務課の40代の男性巡査長です。 警察によりますと、この巡査長は2022年6月、警察の共済組合から住宅資金の貸付けを受ける際、借金がある場合は限度額があると知りながら「借金はない」と偽って申請書を提出し1500万円を入金させました。 その上、この貸付けが不正であることが明るみに出ればすぐに弁済義務が生じるため、2023年12月に共済組合から残高確認を求められた際に預金残高を偽った通帳の写しを作成して提出していました。 借り入れた1500万円は自分の借金の返済や投資に充てるなどして住宅資金には使っていませんでした。 他にも、この巡査長は2023年5月から2024年10月頃にかけて、同僚4人と消費者金融から合わせて約300万円の借金をしていました。 県警は、この巡査長を30日付で懲戒免職処分とし、詐欺と有印私文書変造などの疑いで書類送検しました。 県警の柿沼高明警務部長は「警察官が多額の被害を生じさせる詐欺行為を行ったことについて深くお詫び申し上げる。今後職員に対し、職務倫理や規律遵守に関する個別具体的な指導教養を徹底し、再発防止を図る」とコメントしています。

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