2025/11/26(水) 16:58配信
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25日夕方、大阪府吹田市の「エキスポシティ」で観覧車が緊急停止し乗客が約9時間にわたって閉じ込められました。閉じ込めがあったのは大阪府吹田市のエキスポシティにある観覧車「オオサカホイール」。 高さ123メートルで、国内で最も高い観覧車として知られています。 緊急停止したのは25日午後5時40分ごろ。9組合わせて20人の乗客が閉じ込められました。緊急停止の原因は落雷とみられています。25日の雨雲レーダーを見てみると、観覧車が止まったとされる時間の前後に大阪府内を中心に雷が何度も発生していることがわかります。 当初、スタッフ12人が手動で観覧車を回転させてゴンドラを地上におろすなどして、救助活動にあたったといいます。 一方、消防にも発生から3時間以上経った午後9時ごろに通報がありました。 通報したのは閉じ込められた乗客の家族。「子どもが観覧車に閉じ込められた。寒がっている」という内容だったといいます。しかし、ゴンドラの数は72基。高さ日本一の観覧車とあって、救助は難航しました。 最後の乗客が地上におりることができたのは26日午前2時40分でした。 本来18分で一周するところトイレに行くこともできず、最大9時間閉じ込められたことになります。当時、大阪府北部の気温は10℃を下回っていました。運営会社は今回の閉じ込めを受けて、「長時間にわたって、ゴンドラの中で不安と寒い思いをさせてしまったことを申し訳なく思う。今後の健康面のケアも含めて向き合いたい。日本一大きな観覧車として、今回の事案と真摯に向き合い、原因を究明し、より安心・安全な環境を作りたい」とコメントしています。
【ABCニュース】
