2025/10/29(水) 17:28配信
剣道部の顧問だった教諭の男が練習中に生徒を突き飛ばすなどして重傷を負わせたとして、逮捕されました。男は「指導の一環だった」などと容疑を一部否認しています。 きょう送検された茨城県桜川市の中学校教諭・谷中達也容疑者(37)は、おととし10月、当時、剣道部の顧問だった桜川市立桃山学園義務教育学校で部活の指導中、中学1年の男子生徒を突き飛ばすなどして重傷を負わせた疑いがもたれています。 市の教育委員会などによりますと、谷中容疑者と男子生徒は、一方が相手を攻撃し続け、一方はそれを受け続ける「かかり稽古」と呼ばれる稽古をしていました。 谷中容疑者と男子生徒は攻守を交代しながら3回、あわせて12分間ほどかかり稽古を行ったといいます。 生徒は1回目のかかり稽古中、谷中容疑者からの攻めを受けて背中から倒れ込みますが、稽古は続行。5分の休憩後、2回目の稽古でもさらに谷中容疑者から攻撃を受けて2~3回倒れ込みますが、3回目のかかり稽古も行われたということです。 生徒は頭を打ったことによる「脳脊髄液漏出症」と診断され、事件から2年あまり経った今もほとんど登校できず、オンラインで授業を受けているということです。
もどる